ケイ酸含有苦土肥料マインマグシリーズ 

マインマグの特長

2つの特長

マインマグシリーズの特長・用法

特長1 水に良く溶けるケイ酸

肥料に含まれるケイ酸が有効に働くかどうかは、水に対する溶解性の大小によって決まります。
ケイ酸は、通常、ケイ素原子Siと酸素原子Oが、3次元に多数連なった大きな分子になって いますが、水に溶けて作物に吸収されるためには、オルトケイ酸(Si(OH)4)と呼ばれる小さな 分子になることが必要です。
マインマグシリーズは、独自の技術によって、ケイ酸が、土壌中で、小さな分子になるように 加工しているため、水に溶けやすく、ケイ酸が良く効きます。

ケイ酸イメージ更新

マインマグシリーズは、独自の技術によって、ケイ酸が土壌中で小さな分子に分解し易くなるよう加工しているため、水に溶けやすく、ケイ酸が良く効きます。

【水溶性ケイ酸の比較(水-陽イオン交換樹脂法準拠】

加藤法

【マインマグシリーズのケイ酸】
ケイ酸を含む代表的な肥料である「ケイカル」(弱酸性で溶解)や中性付近での水溶性に定評のある「シリカゲル」等と比較して、「マインマグ」のケイ酸は水に対する溶解性が優れている。
マインマグと同様にケイ酸や苦土を含む肥料でも、殆ど溶解しない資材もある。

特長2豊富なミネラル
マインマグシリーズは、水に良く溶けるケイ酸に加え、苦土や作物の生育に必要な多種の微量要素を含んでいます。苦土は、葉緑素を構成する元素で、糖や脂質の生産を向上、リン酸の吸収を促進する働きを持ち、苦土が存在することによってケイ酸の効果も高まると言われています。また、農地土壌の現況はリン酸やカリが過剰に蓄積し、塩基バランスの崩れが指摘されており、苦土の施用を必要とする土壌が増えています。更に、鉄、マンガン、ほう素等の微量要素は、葉緑素の形成に関与し、植物体内の様々な生理機能の向上を担っています。
マインマグシリーズは、これらミネラルの相乗効果によって、光合成の増進と共に植物体内の酵素の働きを活性化し、作物の生育促進と品質向上に役立ちます。

豊富なミネラル 苦土 ケイ酸 鉄 マンガン ほう素 亜鉛 銅 モリブデン

【マインマグに含まれるミネラル】
マインマグには、主成分の苦土、ケイ酸の他、作物の生育に必要な多種のミネラルを含んでおり、光合成の増進とともに植物体内の酵素の働きを活性化させ、生育促進と品質向上に有効です。

ケイ酸の効果

ケイ酸の効果

ケイ酸は植物の必須元素ではないため、水稲以外の作物には今まで注目されてきませんでした。

しかし近年ではイネ科の作物だけでなく、色々な作物で良い効果があると判って来ています。

【ケイ酸の施用によって期待される効果】

1. 茎や葉を硬く丈夫にする。葉肉を厚くする。 
2. 病害や虫害、乾燥に対する抵抗力を強化する。
3. 根を活性化し、耐倒伏性、樹勢を向上させる。
4. 米粒を低タンパク化し、食味を向上させる。
5. 光合成効率を上げ、生育を促進、品質の向上に寄与する。
6. 金属元素(鉄、マンガン、アルミニウム)の過剰障害、塩害を軽減する。
7. 土壌のりん酸固定を抑制し、りん酸肥効を増大させる。

ケイ酸の天然供給量の低下により、ケイ酸肥沃度の低下が広く顕在化しているため、施用効率の高いケイ酸は、土づくりに役立ちます。



ここでは、これらケイ酸の役割を3に分けてご紹介したいと思います。



①細胞強化

作物に吸収されたケイ酸は主に、植物細胞の表面に蓄積されます。

このケイ酸でコーティングされた細胞は「ケイ化細胞」と呼ばれ、作物の物理的防除や生育向上に大きな働きをします。


ケイ化細胞による生育向上で一番有名なのは、水稲の受光態勢に関する物です。

図のように、ケイ酸を良く吸収している葉はピンッと立っているのが特徴です。

この様に葉が立っていると、葉どうしが重なり合わない為、より効率的に光を取り込むことが出来ます

ケイ化細胞はこの様な受光態勢の強化に加え、表面のケイ酸がレンズとなり更に光を広範囲に行きわたらせる効果があると言われています。

たくさん光を取り込んだ作物は、光合成を活発に行う事が出来て美味しい作物に育ちます。


ケイ酸説明2

その他、このケイ化細胞は耐病・耐虫害にも役立ちます。

物理的に固くなった細胞は、病原菌の侵入を防ぎます。

また、固くなった葉は虫の歯を摩耗させ食害を防ぐほか、ケイ酸がたくさん含まれた植物の樹液は虫が吸いづらく食害を軽減させます。



②耐病性の向上

ケイ酸の効果として耐病性の向上は外せません。

①で説明したとおり、ケイ酸の耐病性工場は物理的防除のみと思われがちですが、実はそれだけではありません。

実はケイ酸はイネやキュウリが自身で出す抗菌物質の誘導材の役割を果たしています。

ケイ酸がたくさん吸収されている作物は、病原菌に対しての抗生物質の生産対応が早い為、被害が酷くなる前に病気を抑え込むことが出来ます。

また、近年注目されている、全身獲得抵抗性誘導(SAR:Systemic Acquired Resistance)というものを紹介します。

植物は人間と同様に、体に病原菌が侵入すると耐病機構が働きます。

通常では病原菌に侵入された箇所のみ耐病機構が働き、病気に対して抵抗します。

しかし、ケイ酸をしっかり吸収している作物は、一部の箇所が病気に侵入された場合、全身の耐病機構を働かせて抵抗するため、病気の拡大を防ぎます。

この様にケイ酸は植物体内の色々な耐病に関与し、作物を守ってくれます。




③人の体とケイ酸

ケイ酸は植物のみならず、人間にとっても非常に重要な栄養素です。

植物では有用元素でしたが、我々脊椎動物にとっては必須元素に分類され、人間では全身で

15gものケイ酸を含んでいて、骨や腱、爪や毛に利用されています。

具体的には

・腱や腱膜の構造維持

コラーゲンの架橋形成など、皮膚や筋肉と骨のつなぎ目に重要な役割があります。

・骨の形成

ケイ酸を多くとっている方は、骨密度が高い傾向にあります。骨の形成にはカルシウムやリンなどが主成分となっていますが、ケイ酸は骨の構造に非常に大切な成分で、ケイ酸が無いと初期の骨形成が出来ず弱い骨になってしまいます。

・動脈硬化の防止

高血圧や糖尿病、動脈硬化などの予防に効果を発揮する遺伝子はケイ酸によって促進されることが日本人研究者により明らかにされました。

この他にも、軟骨の生成や、毒性アルミニウムの無害化など、ケイ酸は様々な面で人間の健康を支えています。


苦土の効果

・マグネシウム(苦土)の働き

マグネシウム(苦土・Mg)は早くから植物に必要な元素と認められ、現在では窒素・リン酸・カリウム・カルシウム・硫黄に並ぶ、多量必須元素の一つとされています。

肥料用語では苦土とも言われ、その名の通り、下剤などで使われる酸化マグネシウムが苦いことが名前の由来になっているそうです。

マグネシウムの働きについて、新版 土壌肥料用語事典第2版(2010,農文協)によると


葉に含まれる10%はクロロフィルの構成成分となっているが、70%は水溶性で、多くの酵素の活性化や細胞pH調整、アニオン(陰イオン)のバランス維持に重要な役割を果たしている。酵素タンパクとATPとの間に架橋をつくりリン酸化反応を助ける。また、グルタミン酸合成酵素の活性化やタンパク質合成の場であるリボソームの立体構造の維持に関与する。


とあります。


ここでは大きく、3つの話題に分けて苦土(マグネシウム)をご紹介したいと思います。



①肥料中のマグネシウム

農家の皆様から意外と良く聞かれるのが、

「水溶性とく溶性のどっちのマグネシウムを使えばいいの?」

という質問です。

弊社の商品でも、水溶性とく溶性の成分に分かれていますが、それぞれに向き不向きの使い方があります。



・水溶性マグネシウム

主に硫酸マグネシウムを主成分としています。

水溶性マグネシウムの特徴は、

水によく溶けて、早く効く。
溶脱しやすい。

硫酸根が残りやすい。



・く溶性マグネシウム

水酸化マグネシウム・酸化マグネシウム・ケイ酸マグネシウムなどを主成分としています。
く溶性マグネシウムの特徴は


根酸に溶けてから効果を発揮するため、水溶性に比べて即効性に劣る。
肥料持ちが良く、長く効かせることが出来る。

肥料成分が濃い。

などです。


これらを参考に、各栽培形態を例に使い分けてみましょう。



・露地栽培の場合

露地栽培は、水溶性とく溶性の両方が使われます。

露地栽培の特徴は、


栽培期間が長い。

降雨による溶脱の可能性がある。


です。

栽培期間が長い為、く溶性マグネシウムが向いている様に思われますが、追肥など、ピンポイントで効かせたい時には水溶性をお勧めします。

また、土壌の保肥力(土壌診断項目のCEC)が高いほ場は、溶脱がしづらい為に水溶性を進める場合があります。



・水田の場合

水田では特別な理由が無い限り、く溶性の肥料をお勧めします。

理由は、


水をたくさん使うため、非常に溶脱しやすい。

水溶性の硫酸成分が根に悪さをする。

土壌が酸性のためく溶性成分が溶けやすい。


などがあげられます。

ただ、追肥期に一気に効かせたい時など、使用量を守って使えば水溶性マグネシウムも効果的です。



・施設栽培の場合

施設栽培の場合は、露地栽培に比べ水溶性マグネシウムを使われる方が多いです。

理由は


灌水管理の為、溶脱による無駄が出づらい。

追肥主体や栽培期間が短い作物の為、ピンポイントで効かせたい。


などがあります。

ただ気を付けなければいけないのは、硫酸根が残りやすく、土壌のEC(電気伝導率、浸透圧に関係)が高くなってしまう場合があります。ECが高いと根張りが悪くなり、生育に悪影響を及ぼす可能性があります。基肥使用や、ECが気になる方はく溶性マグネシウムの使用をご検討下さい。

水溶性とく溶性の使い分けは主に、溶脱するかしないか・長く効かせたいかどうか・刺激が大丈夫かどうかで判断すると判りやすいです。


く溶性マグネシウムは効きづらいと一般的に言われがちですが、根張りがしっかりしていれば、決してく溶性マグネシウムが効きづらいということはありません。


肥料のご使用方法に迷ったら、ご気軽にお問い合わせください。



②植物中のマグネシウム

植物中のマグネシウムは葉緑体を構成しているクロロフィルが一番有名です。

植物の緑色はクロロフィルの色であり、欠乏症が出た場合でも一番わかりやすい個所です。

図のように、クロロフィルの中心にはマグネシウムが存在しています。


苦土欠乏の症状は、葉脈間のクロロシス(クロロフィルが無くなって白化してしまう事)が特徴的で、トラ葉などと呼ばれることもあります。

通常マグネシウムは作物の中で動きやすいので下位葉からクロロシスが発生しますが、果実の肥大期などでは実にマグネシウムを取られるため、果実付近でクロロシスが見られることがあります。


いくつか例を挙げますと、写真の様な葉っぱになります。

また、白化以外にもイチゴなどでは特徴的な症状を示し、写真の様な黒い症状になります。これはバラ科特有のものではなく、たとえばサクランボは通常のクロロシスがでます。

苦土の効果7


ここまで苦土欠乏の症状を見てきましたが、クロロフィルで使われるマグネシウム全体の約10%程しかなく、残りの70%のマグネシウムは体の様々なところで役立ちます。その一つが酵素の活性です。

苦土欠乏症の代表例であるクロロシスは、植物葉中のクロロフィルが破壊されることで起こります。


このクロロフィルの破壊の原因になっている物は「活性酸素」で、実は人間と同じく「日焼け」によるものなのです。

人間の場合は強い太陽光を浴びると体内で活性酸素が生まれ、それを除去する為にメラニン色素ができるため、体が黒く日焼けします。

植物の場合でも、太陽光を受けると人間と同じように活性酸素が悪さをします。

しかし、植物の場合は光合成を行い太陽光を消費しているので、あまり活性酸素が悪さをすることはありません。


しかしマグネシウムが欠乏して体の酵素が働かなくなると代謝が悪くなってしまい、葉中のショ糖が過剰になって光合成が出来なくなり、結果として活性酸素が過剰に出てしまいます。

これは活性酸素で葉のクロロシスが出るだけでなく、光合成が出来なくなるため、作物も小さく悪いものになってしまいます。

苦土の効果8 


マグネシウムは光合成・代謝に大きくかかわっていて、おいしく・元気な作物を生産したい時には非常に重要な栄養素なのです。



③マグネシウムとリン酸の関係

マグネシウムは他の多量必須元素に比べて、非常にリン酸とのかかわりが強く、相性が良い成分です。

土壌・作物の2つに分けて、マグネシウムとリン酸の相性を見ていきたいと思います。


・土壌中での相性

肥料が吸収される時に、拮抗作用と相乗作用という力が働きます。 マグネシウムは、カルシウムとカリウムと互いに吸収の阻害を起こし、リン酸と窒素からは吸収の促進を受けます。

特にリン酸とは互いに吸収促進をする関係で、リン酸の吸収促進効果があるのは肥料成分の中でもマグネシウムのみとなっています。


・植物中でのマグネシウムとリン酸

土壌中でもマグネシウムとリン酸に相乗作用があるのと同じく、作物中でもマグネシウムとリン酸は非常に密接にかかわります。

植物に吸収されたリン酸は主にATP(アデノシン三リン酸)と言う形で、様々な代謝のエネルギー源として活用されます。動物も植物もなぜ呼吸をするかと言うと、ミトコンドリア内でグルコースを分解し、大量のATPというエネルギーを得る為です。

体内での代謝や栄養の輸送、動物でいう筋肉を動かす動作など、全ての活動にATPが深くかかわっています。

呼吸を止めると苦しくなるのも、グルコースを分解するために必要な酸素が足りなくなり、ATPの合成が滞るからです。

ATPがエネルギーとして使用されるためには、酵素によりリン酸を切り離し、切り離されたリン酸が非常に高エネルギー源となって代謝などの反応を進めます。


このATPからリン酸を切り離す酵素、ヘキソキナーゼの活性にマグネシウムが非常に強くかかわっています。

もしマグネシウムが不足している場合、ヘキソキナーゼが活性化してくれない為ATPからリン酸を切り離すことが出来ず、動物も植物もエネルギー不足に陥ってしまいます。


苦土の効果9



リン酸をたくさん施肥しているのにいまいち効きが悪いと感じましたら、まずマグネシウムが十分に存在しているか確認してください。

もしかしたらマグネシウムが不足していたから、リン酸がうまく働かなかったなんてことがあるかもしれません。

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ケイ酸と苦土の肥料 マインマグ

 

ミネラル肥料マインマグ

普通肥料と言うと窒素、リン酸、カリの3つですが、それ以外の成分も健全な生育には不可欠です。マインマグは、苦土、ケイ酸を主成分とした総合ミネラル肥料です。マインマグであなたの大事な作物を元気にします。

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